劇場の総責任者である支配人のもとで、幅広い業務をサポートしながら、支配人不在時は劇場の代表としてあらゆることに対応する。支配人が目指す劇場のコンセプトや運営方針を理解し、マネージャーをはじめとした劇場スタッフ全員と意思の疎通を図り、チケット販売、接客誘導、飲食・物販など全セクションを統括する現場のリーダーとして、劇場が提供するすべてのサービスの運営をマネジメントする。とくに、アルバイト・パートスタッフの採用・教育・指導などの人事管理能力面で高いスキルが求められる。こうした経験やスキルを身につけ、支配人としてのキャリアを拓いていく。
TOHOシネマズ二条は、11スクリーン、全1,933席の大型シネマコンプレックス。夏休みやお正月といった繁忙期には150人ものスタッフが所属する大所帯となります。そんなチームの中で、母親のような役割を引き受けるのが副支配人のポジションと言えるでしょう。TOHOシネマズ二条では、スタッフを採用する際、まず各セクションのマネージャーが応募者を面接します。その評価を参考にしながら合否の最終決定を下すのが私の役割。また、彼らの教育も私の仕事です。研修の初回は、TOHOシネマズの企業理念 “GOOD MEMORIES”の理解からスタート。私自身、この“GOOD MEMORIES”の説明に鳥肌が立つほど感動しましたから、私と同じようにこの理念を感じ取ってほしいという思いを込めて、映画の夢や感動を膨らませる接客サービスの大切さ、すばらしさを伝えています。そうすることで、全員が同じ気持で仕事に取り組むことができるようになり、心の絆が強く結ばれるのです。 上映作品が変わり、接客するスタッフの顔ぶれは変わっても、提供するのはいつも変わらない感動の接客サービス。そんな劇場空間をつくることが私の仕事なのです。 スタッフの気持がひとつになったら、次は全員が同じ目標に向かって進むためのレールづくり。まず支配人と副支配人が劇場運営のコンセプトを確認。目指す方向を定めます。次に、副支配人とマネージャーで基本方針を共有して戦略化。そうして具体的な指示に落とし込み、スタッフを導いていくわけです。私たちの目標のひとつに、競合シネコンの新規出店に備え、不動の人気と信頼を得る接客サービスの確立があります。たとえば、制服や髪型などの身だしなみを徹底すること。言葉遣いや立ち居振る舞いにさらに心を配ること。そんな小さな積み重ねが、実は劇場全体の雰囲気を大きく変えたりするのです。 スタッフは、年齢構成も仕事観もさまざまです。主婦もいれば学生もいます。そんな人たちをまとめるには、同じ指示でも相手に合った方法を選ぶことが必要。そのために、私はそれぞれのセクションに入って彼らと同じ目線で仕事と向き合い、日々の仕事でどんなことを感じているかを理解しています。 気持が通じ合えば、具体的な指導内容も、その奥にあるビジョンも、もっともっと伝わるようになります。ここまでくれば、そのチームは強いです。150人全員が自然にやる気になり、目標達成のために心をひとつにして動いていけるはずです。 マネージャーになって間もない頃のことでした。当時勤務していたTOHOシネマズ泉北の近くに、身体障がい者の方の施設があったことから、通路側の座席を車椅子の方の優先座席にしたいと本社に提案。すぐに認めてもらったことがありました。入社2年目の新米マネージャーのアイデアを、本社の担当部長に直接電話で説明することができ、実際に採用される。そんなフランクで風通しの良い社風こそ、TOHOシネマズの魅力であり、強さだと思います。TOHOシネマズの人事理念に、「革新性・チャレンジ」というのがありますが、これは、柔軟な発想と視点で時代の変化に対応し、常に現状を改革していこうということ。TOHOシネマズに入社して、ここでは、そんなスローガンが、掛け声だけでなく現場でちゃんと生きているということを実感しています。「常に現状を改革する」・・・「GOOD MEMORIES」の理念とともに、私が従業員たちに伝えていきたい、TOHOシネマズのスピリットです。 だから、150人のスタッフをはじめとする若い社員のアイデアも、どんどん取り入れていきたい。新米マネージャーのアイデアを当然のように受け止めてくれた部長のように、TOHOシネマズならではの魅力と強みを生かしたマネジメントをしていきたいです。
※所属及びインタビュー内容は取材当時のものです。
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